なぜ子育てに不安を感じるの?原因と対処法を徹底解説!

子育て 不安 妊娠
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子育て 不安

子育てをしていると、日々悩みや不安を抱え込んでしまいますよね。自分の思い通りにならないとついイライラしてしまったり、将来に必要なお金に悩みを感じたりするなどさまざまな要因が子育ての不安に繋がります。不安を感じてしまったりするのは自然なことなので、あなただけではありません。

この記事では、子育て世代が抱える悩みや不安にはどのようなものがあるのか、根本的な原因はどこからきているのかを解説します。不安を解消するためのヒントまで触れていますのでぜひ参考にしてみてください。

子育ての悩みランキングTOP10

まずは子育ての悩みランキングを基に、他の家庭ではどのような悩みや不安を抱えているのかをご紹介します。

自分と似たような悩みがないか、参考にしてみてください。

1位:教育費などの金銭不安

第1位は「教育費などの金銭不安」です。子育て世帯では、多くの家庭が金銭的な不安を抱えています。子供を育てるためには多くのお金がかかります。「現在の収支でこの先もやっていけるのだろうか」と、多くの家庭では不安を抱えてしまうのです。

現代では未就学児のうちから習い事を始めさせる家庭も多く1つの習い事で5,000円〜1万円程度の費用がかかり、大学卒業までにかかる教育費は2,000万円〜3,000万円とも言われています。

いつどのようなタイミングで、どの程度の費用が必要になり、その費用を一体どう捻出したら良いのかがはっきりと分かっていないため、漠然とした不安を抱えてしまうのです。

2位:子供に対してイライラする

第2位は「子供に対してイライラする」です。「子供にイライラするなんて自分はダメな母親だ」と自分を責めてしまう方もいるかもしれませんが、子供に対してイライラしてしまう親は多く存在しています。

1人でゆっくりする時間が持てないことや、産後のホルモンバランスの乱れなどからストレスを抱えてしまうことが原因です。

3位:叱り方に迷う

第3位は「叱り方に迷う」です。厳しくしなくてはとは思うけれど、どこまで叱っていいのか分からない、という方も多いようです。

「きちんと育てなくては」という気持ちから厳しく叱ってしまい、何にでも口を出してしまっていた結果、何をするにも指示を待つ子供になってしまった、という方もいらっしゃいました。感情に任せて強く叱ってしまい、後から後悔する、という親御さんも多い傾向です。

「何度叱っても伝わらない」という場合、原因は叱っているというよりも怒っているからかもしれません。「叱る」と「怒る」は別物です。

・叱る:相手のことを思い、間違いを正すために指導すること

・怒る:感情をあらわにしてイラ立ちをぶつけること

一旦冷静になり、一方的に怒りをぶつけてはいないかを考えてみましょう。

4位:自分の時間がない

第4位は「自分の時間がない」です。日本の働く女性達は、諸外国に比べて慢性的な睡眠不足を抱えているというデータがあります。

自分の時間が全く取れていないと、肉体的にも精神的にも疲弊し、ストレスを抱えてしまいます。自分だけが家事育児に追われ、配偶者は自分の好きなようにスケジュールを組み、自由な時間を過ごせているように見えると、ますますストレスは溜まりがちになるようです。

5位:ワンオペ育児が辛い

第5位は「ワンオペ育児が辛い」でした。両親が遠方におり近くに頼れる人がいない、夫が多忙で自分が1人で家事育児を担わざるを得ない、あるいは家事育児は妻の役目という固定概念から忙しさに関わらず夫からの協力が得られない、といった原因が挙げられます。

共働き世帯が増えてきた現代でも、家事育児の負担割合は圧倒的に母親の方が大きい、という場合が大半です。

「自分は外で働いているのだから家事育児は妻の仕事」という意識が根底にある男性は未だに一定数いらっしゃいます。

6位:仕事と育児の両立が難しい

第6位は「仕事と育児の両立が難しい」です。現代では仕事をしている母親が7割を超え、仕事、家事、育児の両立に頭を悩ませている方も多くいらっしゃいます。

ワンオペ育児の辛さにも通じるものがありますが、仕事を終えて帰宅し、夕飯の準備、入浴、子供の宿題を見て明日の学校の準備を手伝うなど、やらなければいけないことは山積みです。これらを全て1人でこなすのは本当に大変なことです。

また、子供が体調を崩して早退しなければいけなくなったり、休みを取らなければいけなくなったりしたため、持ち帰りの仕事で睡眠不足になってしまったという方もいらっしゃいます。同僚に迷惑をかけてしまうことへの心苦しさなども、ストレスの原因となります。

7位:子育てに対する夫婦感の相違

第7位は「子育てに対する夫婦間の相違」でした。子育ては夫婦2人で協力して行っていくものですが、そこに意見の食い違いが生じることも多いようです。

育ってきた環境が違えば、自分と相手の常識が違うのはある意味当然とも言えます。

また、母性と父性の違いから、子育てに関しての考え方、子供に教えたいことなどが違っているのも当然です。自分の理想とする子供の将来像、子供に期待することなどにも違いがあるはずです。

「パパとママの言っていることが違う」と子供を混乱させないよう、自分の意見ばかり押し通さず、夫婦で良くコミュニケーションを取り、出来る限り同じ方向性で子供と接するよう心がけましょう。

8位:子供の教育全般

第8位は「子供の教育全般」でした。教育の悩みは子供が社会人になるまで尽きません。

昨今では中学受験をするお子様も増え、中学生の約6割は塾に通っているというデータもあります。

中学受験、高校受験、大学受験とお子様の成長に伴い、親の悩みも変化している傾向です。例えば、ありとあらゆる情報が溢れている現代では自分に必要な情報の取捨選択が難しい、といった悩みが当てはまります。

働くママは子供の宿題を見たり、塾や習い事のために送迎をしたりする時間が取れず、余裕のあるママに比べて子供が遅れを取りそうだ、という悩みを抱えていることもあるようです。

9位:しつけの方法がわからない

第9位は「しつけの方法がわからない」という悩みでした。こちらは第3位の「叱り方に迷う」にも似ていますが、子供への接し方に戸惑っている母親が多いようです。

子供の性格、個性は十人十色で、他の子供にとって良かった方法が、必ずしも自分の子供にとっても良い方法だとは限りません。最近では多くの育児法が提唱されていますが、育児にはたった1つの正解というものはありません。

「必ずこの方法を取らなくてはいけない」とは思い込まずに、他の親子を見て良いと思った方法は取り入れながら、自分達にはどのような方法が合っているのかを模索していくことが大切です。

10位:悩みを相談できる人がいない

第10位は「悩みを相談できる人がいない」でした。現代では核家族化が進み、悩みを相談できる親や兄弟が近くにおらず、子育ての悩みを1人で抱えてしまう方が多いようです。

本やネットで見た情報の通りにいかず、パニックになってしまうという方もいらっしゃいます。

「せっかく離乳食を作ったのに全然食べてもらえない。」「友達の子供に比べて自分の子供の成長が遅れているような気がする。」このような悩みを持った場合に、相談できる窓口を知っておくと気持ちが少し楽になるかもしれません。

この記事の最後で、子育てに関する不安・悩みを相談できる窓口やサービスをいくつかご紹介いたします。ぜひ参考にしてみてください。

参考:子育ての悩みランキング1位は教育費などの金銭不安【100人のママにアンケート調査】

子育ての不安を解消するポイント3選

多くの人が似たような悩みを抱えていますが、その不安や悩みを解消するためのポイントがあります。

ここでは子育ての不安を解消するためのポイントを3つ紹介します。

不安を相談できる相手を見つける

子育てに関する悩みや不安を相談できる相手を見つけておくことがポイントです。例えば、金銭的な不安は、お金の専門家であるFPに相談しましょう。自分たちの現在の収支を可視化して、無理なく教育資金を貯めていく方法を専門家と一緒に考えることが重要です。

「FP 無料相談 教育資金」などと検索すると、無料で相談できる窓口がいくつかヒットします。話しを聞くだけでもとても参考になり、将来のビジョンが明確になりますので、ぜひ1度相談をしてみてください。

時間が許すのであれば、悩みを解消できる情報が手に入るので1社だけではなく2~3社の意見を取り入れてみるのも良いでしょう。

また、子育て全般の悩みについての相談窓口もあるため、1人で抱え込まず専門の機関に相談してみることが重要です。

人の手を借りる

子育ては母親が1人で完璧にこなさなければいけないものではないため、親兄弟が身近におり、気軽に頼れる人などの人の手を借りることが重要です。

とはいえ難しい場合は、ベビーシッターや託児所の利用がおすすめです。

自治体が運営している託児事業がある場合もあり、比較的料金もリーズナブルに依頼できます。「各自治体名+託児事業」で検索してみましょう。

また最近では、託児付きの美容院も増えてきています。子供がいるとなかなか美容院に行けない、といった声も多くありますが、託児付きの美容院でトリートメントやヘッドスパなどがあるので、癒しの時間を過ごすことも可能です。

パートナーとよく話し合う

子育てに関する不安や悩みの多くは、パートナーと話し合うことで大幅に軽減されます。相談できる相手を見つけたり、人の手を借りたりする際に本来であれば1番に頼れる相手はパートナーであるべきです。

とはいえ家事育児は妻の役目といった固定概念がある男性は未だ多いため、不安を理解してもらえない、家事育児を手伝ってもらえないなどにより、ストレスを溜めてしまう方が大半です。

子育てに対する夫婦間での意見の相違についても、より密にコミュニケーションを取らなければ解決は難しいといえます。

普段はきつい言い方をしてしまいつい口論になってしまうという方も、冷静に、どのような話し方であればパートナーのやる気を引き出せるかを考えてみることがおすすめです。

また、第三者を巻き込んで、悩み相談の場に夫にも同席してもらう方法も効果的です。普段はあまり真剣に妻の話を聞いてくれない夫でも、第三者に諭されることでいつもよりも冷静に物事を判断し、妻がどれ程真剣に悩んでいるのかを理解出来るかもしれません。

子育ての不安を相談できる窓口・サービスを利用しよう!

子育ての悩みや不安を解消するためには、相談できる窓口・サービスを知っておくことが重要です。

ここでは、相談できる窓口・サービスを4つご紹介します。

市町村の相談窓口

お住まいの市町村には、それぞれ名称は異なりますが子育てについて相談できる窓口があります。「各市町村名+子育て相談」「各市町村名+子育て支援」などで検索してみましょう。自治体によっては、電話や対面、メール、SNSやチャットで相談可能です。

また、各市町村にはそれぞれ「地域子育て支援センター」があります。保育園の園庭やホールなどを開放して、保育士が育児相談に乗ってくれたり、親子向けのイベントを開催したり、未就学のお子様と保護者や妊婦さん達が集まって交流できる場を設けています。

電話や1対1の相談では、なかなか言いたいことがまとまらない場合でも複数の親子が交流できるような場に赴き、気軽に話すことで気持ちが軽くなる場合もあります。ぜひこのような施設も活用してみてください。

※電話番号、時間、住所などは各自治体のHPなどで確認してください。

都道府県の相談窓口

市町村だけでなく、各都道府県にも子育ての相談窓口が設置されています。「各都道府県名+子育て相談」などで検索してみてください。

電話、対面、メールの他、SNSでの相談が可能な自治体もあります。

※電話番号、時間、住所などは各自治体のHPなどで確認してください。

児童相談所

児童相談所(児相)は、18歳未満に関するしつけや発達の遅れなど、あらゆる問題の相談に応じ、最も適した援助や支援をしてもらえる行政機関です。児童相談所には医師や児童心理司などの専門スタッフがおり、専門的な視点から相談者の問題への解決策、最適な支援方法などについて一緒に考えてくれます。

電話番号:189(固定電話・携帯電話共通)

時間:毎日24時間

最寄りの児童相談所の情報については下記をご確認ください。

こども家庭庁(児童相談所一覧)

日本助産師会

日本助産師会では妊娠、出産、子育てなどの悩みを、専門知識のある助産師に相談できます。助産師と聞くと、出産にのみ携わっているイメージがあるかもしれません。しかし、女性の生涯にわたっての性と生殖に関わる健康問題に対して、必要なケアや保険指導をしてもらえます。思春期の悩みや子育て、更年期症状、高齢者の性の問題など、さまざまな女性の健康問題を中心に相談を受け付けています。

・子育て・思春期・更年期 女性のあらゆる相談室(無料電話相談)

電話番号 03-3866-3072 

受付時間 毎週火曜日午前10時~午後4時(祝祭日・お盆休み・年末年始は除きます。)

全国都道府県助産師協会における相談窓口の一覧については、下記をご確認ください。

日本助産師会(全国の相談窓口)

まとめ

子育ては日々思った通りにいかないことの連続です。兄弟でもそれぞれに個性があり、1度上手くいった方法が次では上手くいかずに、イライラしてしまうということもあります。

不安や悩みをあなた1人で抱え込む必要はありませんし、常に完璧な母親を目指す必要もありません。時には人に頼ることも大切です。

子育てに悩んでいる今この時も、長い人生の中で見ればほんのわずかな時間です。

この記事で紹介した方法を参考に、適度に息抜きをしながら、今しかない子育ての時間と上手に向き合っていきましょう。

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